静岡精華学園大成高校の皆さんとプロギング!
- プロギング静岡
- 7月18日
- 読了時間: 3分

先日、静岡精華学園大成高校のフィールドワークとして、高校生の皆さんと一緒に「プロギング」を実施しました。
今回は、座学とワーク、そして実際のプロギングを合わせた約2時間のプログラム。プロギング静岡として、学校でのフィールドワークは初めての試みでしたが、高校生の皆さんの真剣な眼差しと積極的な参加に、私たちも大きな喜びを感じました。
プロギングってなんだろう?

座学では、プロギングの全体像についてお話しました。単にゴミをたくさん拾う活動ではなく、「拾っている姿を見せて、拾う人を増やす活動」であること。
スウェーデン発祥で、イタリアでは世界大会も開催されていること。そして、プロギングジャパンが日本での普及活動を担い、私たちプロギング静岡は県内13市町村で活動していることなどをご紹介しました。
これまでのイベント事例として、スポーツや観光と組み合わせた様々な取り組みもご紹介し、皆さんの興味を引けたようです。
ゴミの”宝探し”ワーク!

その後はワークを実施。大成高校周辺の地図を使い、どこにゴミが落ちているかを予想して発表してもらいました。
個人で考えた後、グループで意見をすり合わせながら実際のプロギングルートを考案。自分たちで考えてもらうことで、より主体的に活動に参加してもらえました。
このワークでは、「ここにこんなゴミがあるかも!」「この道はよく通るけど意識したことなかった!」など、生徒さんたちから様々な発見の声が上がりました。
いざ、プロギング本番!

当日は雨の予報を覆し、見事な晴天に恵まれました。大成高校を出発し、駿府城を経由してセノバ付近の路地裏を通り、高校へ戻る約2キロのコースをプロギング。
「ナイス!」と声を掛け合いながら、ゴミを拾う際にはランジを意識して運動効果もアップ。和やかな雰囲気の中にも、真剣にゴミを探し、拾い集める生徒さんの姿が印象的でした。
「思っていたよりもゴミがあった!」という声も聞こえ、多くの気づきがあったようです。
心の変化を実感!
活動前後にはアンケートを実施し、心の変化についても調査しました。「コミュニケーションが取りやすい」「チームワークを感じる」「他の参加者と仲良くなれる」「健康的な活動である」といった点で、嬉しい高評価をいただきました。
特に印象的だったのは、ゴミのポイ捨てに対する意識の変化です。
活動前は「環境問題に興味がある」「ゴミがどれだけ落ちているか知りたい」という段階だったのが、活動後には「ゴミが落ちていてどのようなものがあるかを知り、まずは自分が気をつけよう」という意識に変わった子が多数いました。
この変化は、プロギングが単なるゴミ拾いではなく、環境に対する意識を内側から変える力を持っていることを示しています。
実際に自分たちの手でゴミを拾い、街の現状を目の当たりにすることで、より具体的な行動へと意識が向く。これこそが、私たちがプロギングを通じて最も伝えたいメッセージの一つです。
今回はリーダーを含め6名での活動となりました。
今後もこのような学校でのフィールドワークを通じて、若い世代の皆さんと一緒に、環境美化の輪を広げていきたいと思います。
素晴らしい機会をありがとうございました。